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『鍼灸』とは

中国戦国時代、灸はすでに用いられていましたが、鍼による治療法はありません。
一方、前漢中期頃には灸から鍼への理論的確立がなされたと考えられています。
鍼灸の初期は疼痛部に対する処置でしたが、陰陽五行思想と融合し、
また経絡学説や臓象学などと結びつき、経穴に対して施術を行う形になっていきました。
日本では、鍼灸は遣隋使や遣唐使の伝来と共に伝わったと言われています。
鍼灸の伝来と共に鍼灸は律令制度に取り入れられ、日本の医療の一部として浸透し始めました。
室町時代から江戸時代に入って日本鍼灸は大きく発展していきます。 
昭和に入ってからは、全国の鍼灸師の働きにより
「あん摩、はり、きゅう、柔道整復等営業法」が公布されました。
また、鍼灸の衰退に対して復興運動が昭和初期から起こりはじめ、
「古典に還れ」と提唱した柳谷素霊などが経絡治療を体系付けました。
昭和58年、鍼灸を専門に研究する初の4年制大学である明治鍼灸大学が開学しました。
昭和63年、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」の改正により、
知事免許であった資格が国家資格になり、今に至っています。

                            会長 松谷 秀夫